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自賠責保険に頼る治療院の未来とは?

2016.07.06

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接骨院にとって、自賠責保険(交通事故)の患者さんは、とてもありがたい存在です。

なぜなら、自賠責保険の患者さんには、

・施術単価が高い
・来院回数が多い
・来院指導が簡単

といった特徴があるからです。

患者さんにとっても、しっかりと治療を受けられることは当然のこととして、

・自己負担ゼロ
・休業補償あり
・通院によって慰謝料が貰える
・交通費支給

など、数多くのメリットがあります。

ですから、「交通事故専門」や「むち打ち専門院」として、広告を出している接骨院も少なくありません。

しかし、これから10年、20年と治療院経営を続けていくのであれば、「自賠責に頼るやり方はもう長続きしない」ということを理解しておく必要があります。

すでにご存じの方も多いとは思いますが、

・「交通事故専門」や「むち打ち専門」は、柔道整復師法の広告制限に違反
・近年不正請求が表面化し、医師会・整形外科学会・損保会社の締め付けが強化

このような問題があるからです。

さらにもっと重要なことは、ここ数年で人身交通事故は急速に減少しており、今後この傾向は加速度的に進むということです。

人身交通事故は年間120万件近くも発生していた時期がありますが、この5年間で3割も減少し、年間80万件を切る水準になっています。(それにもかかわらず何故か自賠責保険の支払い件数はこの間も横ばいで、これも今後大きな問題として取り上げられる可能性があります)

さらに、今後は全ての自動車(軽四を含む)に衝突防止機能が装備されます。

交差点での信号機は、歩車分離式信号機の導入によって交通事故が激減することが実証されており、今後全国で導入されることになっています。

つまり、制度上の問題もありますが、そもそも対象となる人身交通事故の患者数が激減してしまうことが明らかなのです。

さすがに、健康保険も自賠責保険も無くなったり、利用できなくなったりする…ということはないとは思いますが、利用範囲が限定されたり、患者が減少することは明らかだと言えるでしょう

これらの保険に依存した経営をしている治療院は一刻も早く経営体質の改善が必要になります。

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