本質的な治療院経営ノウハウを身につけたい先生のための、

「開業初月で月商500万円」は達成可能か?

ある先生から
「開業初月で月商500万円ってどうやって達成するんですか?」

というご質問をいただきました。

ネットでこういった情報を発信しているコンサルタントや先生もいますので、情報を見て興味を持たれたのでしょう。

確かに、開業初月から大きな売上を達成できるノウハウに魅力を感じる先生は多いと思います。

そこで今回はこの「開業初月で売上500万円」のカラクリをお伝えしたいと思います。

とてもシンプルな話で、売上500万円は「10万円の回数券を50枚販売」で達成できます。大型店舗が開業時に施術料金を大幅値下げ、もしくは無料にして200名の新患を集客し、患者の4人に1人が10万円の回数券を買えば達成です。

簡単ですが、これが「初月月商500万円」のカラクリです。

スタッフを複数抱えているような大型店舗であればスタッフを暇にさせないことが大事ですので、開業時に限ってはこの方法は「アリ」かもしれません。

ですが、一人治療院や施術者が2人しかいないような小規模治療院だと、この方法は極めて危険だと言えますし、私はこの方法を絶対にお勧めしません。

というのは、この方法論は回数券を購入しなかった4人の内3人の患者を無視しているからです。

・この患者達がどんな印象で帰っていったか?
・ポジティブな口コミをしてくれるのか?
・今後来院する可能性があるのか?
・そもそもこのやり方は地域関係なく再現性があるのか?

ここをしっかりと考えなければなりません。治療院は地域ビジネスですので、「もう二度とこない患者」を増やす手法は得策とは言えません。

治療院経営において大切なのは、単月の売上ではなく治療活動を通して安定的持続的に売上が上がり続ける仕組みです。

単月の大きな売上に左右されないようにしてください。

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