本質的な治療院経営ノウハウを身につけたい先生のための、

来院指導はいつ行うのか?

先生は、患者に対する来院指導をいつ行っていますか?

リラクゼーションサロンではない以上

患者が痛いと言っている部位をさすってもんで終わり、

ではないはずです。

治療計画に基づいた来院指導が必要になります。

 

そして、来院指導のタイミング

今後のリピート、紹介、口コミの明暗を分ける

重要なポイントになってくるのです。

 

そのタイミングは大きく分けると

 1.初診時治療前

 2.初診時治療後

 3.毎回の治療後

に分かれるかと思います。

先生はいつ、来院指導を行っていますか?

 

多くの治療院では

2.初診時治療後に来院指導

を行なうと言います。

 

その理由は、

実際に治療を行ってみることで

治療効果の現れ方を見て

次回以降の来院日を決めるから

という理由からです。

 

しかしこれってまさに

治療家目線の考え方なんです。

説明していきますね。

 

初回の治療結果が良かった場合
(痛みが解消又は大きく改善)

 

もちろん一回の治療では、

一時的な変化でしかなく、根本は改善されていませんから

先生はあと何回かの来院指導を行なう必要があります。

 

でも患者としては、

その時には痛みが解消している訳ですから、

「もうこれで十分。これ以上は単に院側の営業?」

と受け取ってしまう可能性が高いのです。

 

初回の治療結果が良くなかった場合
(痛みの変化があまり無かった)

 

先生は症状が重いので

多頻度の来院指導を行う必要がありますが

患者さんにとってみれば、

「先生の腕が悪い、又は私の症状はこの治療院では

対応できない。」

と判断します。

つまりどちらの場合も

患者さんの治療に必要な回数・頻度を

守ってもらうことができません。 photo04

 

3.毎回の治療後(「次回はいかがしますか?」というやつですね。)

は完全にリラクゼーションサロンの手法なので、話になりません。

 

つまり、正しいタイミングは

 1.初診時治療前

になります。

このタイミングこそが

治療院として

治療効果を上げるために

患者さんに適切な来院をしてもらうために

最適な方法になります。

 

もちろんこれを効果的に行うためには

問診と検査の充実が欠かせない要件です。

このあたりはまた別の機会にお話したいと思います。

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