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治療家が悩みがちな「治療費の原価」について

2015.02.23

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治療費の原価

よくあるご質問として、このような内容のものがあります。

「治療費はどうやって決めているのですか?」

 

整骨院の保険診療についてはある一定のルールが定められていますが、自費診療については基準というものがないため、治療家が診療時間との兼ね合いで治療費を決定しているケースが多いようです。例えば、30分程度の診療だったから3,000円を請求といった具合です。

 

料金表などに治療時間を記載したりするのは、非常にまずい例です。これを読んだ患者さんは、60分2980円マッサージと比較してしまうでしょう。つまり施術を担当するスタッフが、どのような優れた技術が使えるとか、どれだけ長く経験を積んでいる人であるか、また、患者さん自身が抱える問題の身体の部位について、どれだけの専門知識を持っているかといったことが、全く考慮されることなく、施術にかかる時間だけが判断基準になってしまうことになります。

 

治療費の背景にあるものとは?

 治療費の料金は、人件費だけで算出されているわけではありません。治療院の家賃や水道光熱費、広告宣伝費、リース料を含む機器の償却費などの様々な費用が、実は治療費の中に含まれています。また、人件費についても、受付スタッフなどの人件費も含めなければなりません。さらには施術時間、つまり実働時間の人件費だけでなく、技術を学ぶために費やした多額の費用、知識や経験を積み重ねた長い期間についても、一部の人件費として、治療費を算出する際、計算の中に入れる必要があるのです。

 

60分2980円マッサージに従事する施術スタッフは治療家としてではなく、外注作業者として存在しているのであって、その方々の知識・経験・技術などは費用に換算されていません。売上のパーセンテージで費用を払っている完全歩合制の仕組みによって、彼らのビジネスは成り立っているのです。治療家の先生にしてみれば、こんな形態のサービスと比較されたら、とてもではありませんがけどたまったものではないですよね。

 

例えば私は、個別コンサルティング費用として、最低料金として90分・25万円を設定させていただいています。これまでの経験や知識、そして成果へのお約束などを含めた上でこのような設定にしており、実際にこれまでにご依頼もいただいています。

これを、単なる時間給計算の業者と一緒にされたら、私が治療院コンサルタントとして活動する意味がなくなってしまいます(笑)

 

少なくとも今あなたが、施術にかける時間で料金設定をしているのであれば、見直す機会を設けてみることをおすすめします。

 

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